【ゲルテックスマットレス】販売店の立場から、客観的に徹底解説してみました

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  • 目次
    1.ドイツナンバーワンブランド『シェララフィア』
    2.最初の評価はNG
    3.ベッドマットレス市場のトレンドの変化
    4.ドイツ ケルンメッセ2014にて(ゲルテックスマットレスとラテックスマットレスの比較論)
    5.ゲルテックスマットレスの特徴『柔らかい』のに『しっかり支える(高反発)』
    6.ゲルテックスマットレスの構造
    7.ゲルテックスマットレスのラインナップ
    8.このような方に選ばれています
    9.この点にご注意ください
    10.ゲルテックスマットレスと最高の組み合わせのベッドフレーム

この記事は
初出 2013年3月9日(ライブドアブログ 快眠生活zzz 新素材『シェララフィア ゲルテックスマットレス』にて)
転載・修正 2018年2月23日
加筆・修正 2019年2月24日
加筆・修正 2019年3月24日

この記事の文字数:10,514文字
読み終えるまでの時間の目安:25分間

1.ドイツナンバーワンブランド『シェララフィア』

シェララフィアロゴ

まず冒頭は一般的な話から始めます

シェララフィアのロゴの左端にあるローラーのイラストがこのブランドを象徴しています。

シェララフィアのスタートは1909年ですから、100年を超える歴史を誇ります。ドイツは品質管理にうるさい国で、ドイツ人はヨーロッパの中で日本人に最も近い国民性とも言われています。

ちなみにまったくの余談ですが、日本人のプロサッカー選手の移籍先として、最も成功する確率が高いのがドイツ ブンデスリーガであるように思われます。ドイツには日本人がなじみやすい何かがあるのかもしれません。

マットレスの耐久性を証明するためにローラー車を使用

さて、1930年代のことです。マットレスの耐久性(耐荷重性)を証明しようとして検討していた時に、たまたま通りかかったのが重さ10トンの蒸気ローラー車でした。とっさに担当者は、そのローラー車にマットレスの上を通過するように依頼したそうです。その結果、マットレスの見た目にほとんど変わったところはなく、厚みも元通りに復元したそうです。

その後もシェララフィアマットレスの耐久性を証明するために、公証人の立会のもと何度もこの実験を行い、同ブランドのマットレスの耐久性を証明したそうです。シェララフィアのロゴに用いられるローラー車のイラストは100年以上にわたる同社の品質保証の象徴です。

シェララフィアは、他のベッドマットレスメーカーのように有名スポーツ選手をモデルに使ったり、〇〇王室御用達といったブランドイメージを用いたりといった派手な宣伝販促手法はあまり取らないブランドで、いかにもドイツらしい品質重視の質実剛健なイメージです。

ドイツ国内では認知度、シェアともにナンバーワンのブランドです。本社及び工場はノルトライン=ヴェストファーレン州のボーフムにあります。『シェララフィア』はブランド名で正式な会社名は『シェララ・コンフォート・ジャーマニー』社です。

ドイツナンバーワン マットレスブランド『シェララフィア』

お隣ベルギーにある『レクティセルグループ』の子会社で、このグループはウレタンを中心としたフォームの会社。『レクティセルグループ』で作られるウレタンフォームが『ベンツ』や『BMW』『アウディー』などのドイツの高級車のシートで用いられています。素材開発から自社グループ内でやっているのですから『シェララフィア』の商品開発力が強いのは当然です。レクティセルグループ全体で年商約2,000億円、シェララフィアの年商は約500億円とのことです5年ほど前に聞いた話ですので、現在の数値とは異なっているかもしれません)。

2.最初の評価はNG

いよいよここからが本論です

私とゲルテックスマットレスの出会いは2012年の初夏だったと記憶しています。『シェララフィア』ブランドの日本国内の輸入販売代理店である『関家具』さんの大阪ショールームに行った時のこと。営業のTA氏が『新しい画期的なベッドマットレスがあります!』というのです。

聞くところによると、ドイツ国内では2012年の初めに発売され、すぐにシェララフィアブランドマットレスの決定版としてヒット商品になったとか。サイズや寝心地を日本国内仕様に改良し、これから大々的に打ち出そうとしている、まさにそんな時期でした。

さっそく私は興味津々で試し寝しました。しかしながら私の評価は『NG』でした。柔らかすぎると感じたのです。

日本ではいまだに『せんべいふとんが体に良い』という俗説がまかり通っているように、日本国民は『硬い敷き寝具(敷きふとん、マットレス)』が好きな国民と言えそうです。質の良い眠りのためには適度な柔らかさの敷き寝具(敷きふとん、マットレス)であることは間違いありません。そしてその適度な硬さとはその人の体重・体型・寝姿勢によって異なります。ですから単に硬い敷き寝具(敷きふとん、マットレス)が眠りに良いはずはなく、そんな私は自称『せんべいふとん撲滅主義者』です。

そんな私からしても最初この『ゲルテックスマットレス』を体感した時の印象は『柔らかすぎる』と感じたのです。そのため私はこのゲルテックスマットレスをすぐには採用しませんでした。

3.ベッドマットレス市場のトレンドの変化

ところがその後、大阪の有名家具店に市場調査に行ってみると『シモンズ』や『シーリー』など有名なマットレスブランドが、私の予想をはるかに上回るほど柔らかいマットレスをラインナップして、

『柔らかいマットレスほどフィット感があるので良いマットレスである』→『つまり高品質で値段が高い』

という販売方法を採用していることを知りました。

 

その販売方法は、売り手にとっての売りやすさ(説明のしやすさ)のためであり、それが正しいマットレスの提案方法ではない・・・と私は感じましたが、有名ブランドがそういった売り方をしている以上、国内でのマットレスのトレンドも変わっているはずだという想いが芽生え、その後いろいろリサーチしてみたところ、私の想像以上に市場には柔らかいベッドマットレスが多く出回っている現実を知りました。

その事と、当店でお客様一人ひとりに合ったマットレスをご提案するというスタンスは全く別の問題になりますが、手持ちの武器としてどのような寝心地のマットレスをラインナップするかに関しては、市場の動向・トレンドに沿ったものにする必要があります。

そこで2012年の秋頃、もう一度『関家具』さんの大阪ショールームを訪問して、『ゲルテックスマットレス』の寝心地を改めて体感させていただきました。

その結果、柔らかいと言えば柔らかいのですが、いわゆる低反発のマットレスとは一線を画し、決して腰が沈みすぎることなく、適度な反発力もあるという事を確認し、私はゲルテックスマットレスの導入を決めました。

4.ドイツ ケルンメッセ2014にて(ゲルテックスマットレスとラテックスマットレスの比較論)

その後2014年1月にケルンメッセ(毎年1月にドイツのケルンで開催される、世界最大級の家具の総合展示会)を訪問した際、シェララフィアのゲルテックブランドは会場内の一等地(SLEEP=睡眠がテーマの展示ブースの入り口の真正面)に、かなり大規模のブースを構えていました。訪問者も多くかなりの賑わいで、このことからもドイツ国内における同ブランドのポジションの強さを再確認する事が出来ました。

『ゲルテックスマットレス』と『ラテックスマットレス』の比較

ケルンメッセをアテンドしてくださったTU氏から、
『センベラ』の『ラテックスマットレス』と
『シェララフィア』の『ゲルテックスマットレス』の比較を聞かせていただきました。

ちなみにどちらも同じレクティセルグループの製品です。かつては同グループが『センベラ』の『ニューナチュラスター』に代表される『ラテックスマットレス』を主力に打ち出していました。

しかしながらここにきて『シェララフィア』の『ゲルテックスマットレス』を主力に切り替えてきたとのことです。

『ゲルテックスマットレス』と『ラテックスマットレス』は比較的似通った物性を示します。しかしながら前者が『石油由来のポリウレタン』が主原料なのに対して、後者は『天然ゴム』と大きく異なります。

①『ウレタン』の方が『天然ゴム』よりも物性をコントロールしたり、加工が行いやすい
②『ウレタン』の方が安定供給やコストの面でも勝っている(同じグレードの品質に設計した場合、ラテックスの方が価格的に割高になる)
などの点で『ゲルテックスマットレス』の方が『ラテックスマットレス』よりも明らかな優位性があるとのことです。

しかしながらかつてはウレタンでは、なかなかラテックスのような物性を出す事が困難だったそうです。しかしながら新素材『ゲルテックス』の開発により、その問題が解消(ウレタンでラテックス様の物性を実現できた)されたそうです。

以上のような理由で、同グループも『センベラのラテックスマットレス』メインから『シェララフィアのゲルテックスマットレス』メインに大きく舵を切りました。

ケルンメッセで他社のブースも見て回りましたが、ゲルテックスマットレスの発売から2年経ったということもあり、多くのメーカーがゲルテックスマットレスに追従して、似たようなコンセプトのマットレス(ウレタン系のふんわり高反発マットレス)展示していました。

その反面『ラテックスマットレス』の展示は限定的なものでした。アテンドしてくださったTU氏も『数年前と比べてラテックスマットレスの露出が極端に少なくなったようだ。』と仰っていました。

そのため『今後ヨーロッパで、ラテックスマットレスは下火になっていくだろう』というのがTU氏の見解。しかしながら『天然ゴムという自然素材のイメージを好む一部のニッチな層向けとして、ラテックスマットレスが無くなることはないだろう。』とも仰っていました。

上記の内容は、あくまでも私の見聞をもとにした記述ですので、必ずしも全てが正確とは限りません。そのつもりで読んでいただければ幸いです。

5.ゲルテックスマットレスの特徴『柔らかい』のに『しっかり支える(高反発)』

ゲルテックスマットレスの寝心地を一言で表現するならば、『柔らかい』のに『高反発』という事になります。

ゲルテックスマットレスの特徴① 柔らかい

ゲルテックスマットレス最大の特徴は『柔らかい』こと。手などで押さえるとぐっと沈み込みます。そのためほとんどの方が最初は『こんなに柔らかくても大丈夫?』と感じられるはずです。

ゲルテックスマットレスの特徴① 柔らかい

ゲルテックスマットレスの特徴② しっかり支える(高反発)

しかしながら実際に寝てみると、しっかりと身体が支えられている事がお分かり頂けると思います。これはゲルテックスマットレスが持つもう一つの特徴『高反発』だからこそです。

ゲルテックスマットレスの特徴② しっかり支える

『柔らかい』すなわち『フィット感に優れる』『体圧分散性に優れる』
『高反発』すなわち『寝返りが打ちやすい』『身体が余分に沈まない』『しっかり支える』

しかしながら、世の中のマットレスを見渡した時、『柔らかさ』と『反発力』は相反する要素であることが分かります。その点ゲルテックスマットレスは『柔らかさ』と『反発力』という相反する2つの要素を極めて高いレベルで両立しているベッドマットレスと言えるでしょう。

6.ゲルテックスマットレスの構造

ゲルテックスマットレスは2つの素材の組み合わせで出来ています。

ゲルテックスマットレスの構造

画像中の黒い部分が『ゲルテックスフォーム』青の部分が『ブルテックスフォーム』です。

ブルテックスフォームは1990年代に開発された素材で、ゲルテックス以前のシェララフィアマットレスのメインの素材でした。硬めの高反発な物性を有しています。下層に硬めの『ブルテックスフォーム』を配置することで、余分な沈み込みを防ぎ、体重をしっかりと支えてくれます。

ゲルテックスフォームはジェルとポリウレタンの組み合わせでできた新しい素材で、まさにゲルテックスマットレスの寝心地はこの素材があるからこそです。ゲルテックスフォームは『柔らかさ』と『反発力』を極めて高い次元で兼ね備えています。

7.ゲルテックスマットレスのラインナップ

2012年秋の発売当初は
『ゲルテックス500』
『ゲルテックス900』
『ゲルテックス1200』
の3グレード展開でした。

もともと寝心地面での評価は高かったのですが
・側生地のピリング(毛玉)が起こりやすい
・ゲルテックスフォームが黄変しやすい(初期モデルはゲルテックスの色がライトブルーだったので、紫外線による黄変が目立ちやすい)
の2点がドイツ国内の販売店からやり玉に上がったそうです。

そのため2014年、発売からわずかわずか1年あまり(ドイツ国内の発売からは2年)という短期間でマイナーチェンジが行われました。ちなみに上記の2点に関しては、はっきり言って致命的な欠点と言うほどではありませんが、それでもすぐに改良の手を加えてくるあたり、モノ作りに真面目なドイツ、シェララフィアらしいと思います。(個人的にはモデルチェンジ前の側生地デザインの方が好みでした

シェララフィア ゲルテックスマットレス

マイナーチェンジ当初は、発売時と同様の3グレード展開。
『ゲルテックス500』の後継モデル⇒『ゲルテックス プラチナ200』
『ゲルテックス900』の後継モデル⇒『ゲルテックス プラチナ240』
『ゲルテックス1200』の後継モデル⇒『ゲルテックス プラチナ240X』

そして2015年に
『ゲルテックス プラチナ90』
『ゲルテックス プラチナ180』
『ゲルテックス プラチナ220』
の3グレードが追加され現行の6グレード展開となりました。

その後2016年に
『ゲルテックス プラチナ90』が廃盤となり
新たに
『ゲルテックス プラチナ60
(その後、2018年にゲルテックス プラチナ60は廃版となりました。1枚でマットレスや敷きふとんとして使うには薄すぎ、オーバーレイとして使うにはやや分厚いため、中途半端な位置づけであったように思います。)
『ゲルテックス プラチナ160』が加わり7グレード(のちにゲルテックス プラチナ60の廃版により6グレード)展開となりました

『ゲルテックス プラチナ○○』の『○○』はそれぞれのマットレスの厚み(㎜)を意味しています。上級モデルになるほどゲルテックスフォーム層の厚みが増し、その分フィット感が高まり=柔らかい寝心地になります。

ゲルテックス プラチナ160マットレス

ゲルテックスマットレスシリーズの中では、寝心地が最も硬めの入門モデル。

ゲルテックス層の厚み 4㎝
マットレス全体の厚み 16㎝

シングル    68,000円(税込) W100×L195×H16㎝
セミダブル   88,000円(税込) W100×L195×H16㎝
ダブル     108,000円(税込) W100×L195×H16㎝

ゲルテックス プラチナ180マットレス

ゲルテックスマットレスシリーズの中では、やや硬めのモデル。

ゲルテックス層の厚み   4㎝
マットレス全体の厚み 18㎝

シングル    89,800円(税込) W100×L195×H18㎝
セミダブル   118,000円(税込) W100×L195×H18㎝
ダブル     138,000円(税込) W100×L195×H18㎝

ゲルテックス プラチナ200マットレス

上層に厚さ4㎝のゲルテックスフォームを使用したスタンダードモデル

ゲルテックス層の厚み  4㎝
マットレス全体の厚み  20㎝

シングル  108,000円(税込) W100×L195×H20㎝
セミダブル 140,000円(税込) W100×L195×H20㎝
ダブル   170,000円(税込) W100×L195×H20㎝

ゲルテックス プラチナ220マットレス

ゲルテックスフォームの厚みを6㎝にすることでフィット感を高めた上級モデル。

ゲルテックス層の厚み  6㎝
マットレス全体の厚み  22㎝

シングル  128,000円(税込) W100×L195×H200㎝
セミダブル 168,000円(税込) W100×L195×H200㎝
ダブル   208,000円(税込) W100×L195×H200㎝

ゲルテックス プラチナ240マットレス

ゲルテックスフォームの厚みを8㎝にすることでより高いフィット感を実現。さらに肩部に8㎝のゲルテックス層を配置することで横向き寝の負担を軽減。

ゲルテックス層の厚み    8㎝
肩部ゲルテックス層の厚み  8㎝
マットレス全体の厚み    24㎝

シングル  148,000円(税込) W100×L195×H24㎝
セミダブル 200,000円(税込) W100×L195×H24㎝
ダブル   260,000円(税込) W100×L195×H24㎝

ゲルテックス プラチナ240Xマットレス

ゲルテックス層の厚みは8㎝。さらに肩部分と腰部分に8㎝のゲルテックス層を配置することで、仰向き寝と横向き寝のフィット感を極限まで高めた最上級モデル。

ゲルテックス層の厚み    8㎝
肩部ゲルテックス層の厚み  8㎝
腰部ゲルテックス層の厚み  8㎝
マットレス全体の厚み    24㎝

シングル  198,000円(税込) W100×L195×H24㎝
セミダブル 265,000円(税込) W100×L195×H24㎝
ダブル   315,000円(税込) W100×L195×H24㎝

当店では上記6モデルを全て展示しており、実際に体感いただくことが可能です。

8.このような方に選ばれています

ゲルテックスマットレスは、
・太めの方よりも細めの方
・男性よりも女性
・年配の方よりも若い方
に好まれる傾向があります(あくまでも傾向です)。

特に、小学校高学年から中学生くらいのお子様連れで、親御さんが『好きなマットレスを選んでいいよ』とおっしゃった場合、お子様はかなりの確率でゲルテックスマットレスを選ばれる傾向にあります。この点はかなり顕著であると言っても差し支えないと思います。

また年配の方でも、かなりやせ型の方で『(寝ていて)骨の出っ張った部分が敷き寝具に当たって痛い』と訴えられるような方には、ぴったりハマります。反発力もありますので、寝返りが打ちにくいという心配もありません。

また『尻もちをついた際に、尾てい骨を骨折した。』という方が来店されたことがあります。骨折自体は治っているはずなのに、それ以降『どんな敷き寝具を選んでも、仰向きだと尾てい骨が痛くて寝られない』とのことでした。その方がゲルテックスマットレスを体感された結果『これなら仰向けで寝られる』と、ご購入いただきました。

ゲルテックスマットレスの寝心地を好まれる方は、理屈抜きに『一目ぼれ』する傾向があります。逆もまた然りで、すぐに『この寝心地は苦手』という方も少なからずいらっしゃいます。ある意味好き嫌いのはっきり出やすい個性的な寝心地と言えるでしょう。

9.この点にご注意ください

BMIの高い方(体重の重い方)が上級グレードを使用された場合、沈み込みが強く出過ぎる場合があります。腰痛(前屈痛)のある方は特にお気を付け下さい。

また、これはマットレス全般に当てはまる事ですが、いわゆる『初期ヘタリ』という問題があります。

『ヘタリ』とうと語弊があるかもしれませんので、別の例えをしますと『糊の掛かったYシャツ』を想像ください。最初糊が掛かって風合いの硬いYシャツ、使うと馴染んで風合いが柔らかくなります。当たり前の現象ですよね。

それと同様にマットレスも、新品の時と比べると、1~2か月使って馴染んだ後に寝心地が初期よりもやや柔らかくなります。裏を返せばそれが本来の寝心地ということになるのですが、『試し寝の時よりも柔らかく感じる』というお声をたまにお聞きします。感じ方も人それぞれで、もちろん人によっては全く感じない場合もあります。

この場合、マットレス全面が均一に柔らかくなるのではなく、体圧の掛かる部分、一般的にはお尻の部分が柔らかく感じるようになります。問題ない方にとっては全く問題ないのですが、腰痛持ちの方ですと『朝起きたら腰が・・・』ということになる可能性があります。

このあたり、じっくり体感した上で選ばれることを強くお勧めします。

10.ゲルテックスマットレスと最高の組み合わせのベッドフレーム

2018年に『センベラ』ブランドから『フリーモーション』という床板が発売となりました。

『2モーターの電動ベッドの床板』で『背上げ』と『脚上げ』が出来ます。

この『フリーモーション(の床板)』と『ゲルテックスマットレス』の組み合わせが非常に優れていると私は考えています。

既述の通り、しばらく使ってみて思ったより臀部(お尻)の沈み込みが強いと感じる場合の対処として、沈んだ部分を直接持ち上げるのではなく、膝を持ち上げることによって、間接的に臀部の沈みを防ぐという手法が非常に有効です。(腰やお尻を直接持ち上げると、腰がそった状態になり、逆にしんどくなる場合があります)

この点に関して、簡易的なやり方としては、膝の下にタオルやパッドを敷くことによって対応することが出来ます。そのため当店ではこのやり方をご提案してきました。

しかしながらフリーモーションですと、膝の持ち上げを機械的に、しかもその時のコンディションに合わせて(持ち上げる高さを)自在に調整することが可能となります。これは文章で伝える以上に、使っている方にとっては寝心地の変化が実感いただけるはずです。

こういった点を踏まえて当店では、以前は『ゲルテックスマットレス』と『パラマウントベッド』の電動ベッドフレーム『インタイムトラスト』の組み合わせを推奨してきました。しかしながら
・サイズ展開の問題(インタイムトラストがシングルサイズしかない)
・価格の問題(インタイムトラストの価格がシングルサイズで約20万円)
がネックとなっていました。

その点『フリーモーション』ですと、発売されているセンベラブランドのベッドフレーム全てと互換性があります。そのため
・サイズもシングル、セミダブル、ダブルから選べます。
・価格帯もシングルサイズで(モデルによって異なりますが)約10万円~約12万円と比較的リーズナブルです。

また
『膝上げ』は腰痛対策以外にも、膝痛や股関節痛の対策、さらには足のむくみに対策に有効です。
『背上げ』はいびきや睡眠時無呼吸対策として、また逆流性食道炎の対策として有効であると考えられます。

もちろん上記の症状に対する効果は個人差がありますので、必ずしも保証の限りではありません。

こういった寝姿勢対策や様々な症状に対する効果以外にも、テレビを見たり、読書をしたり、ベッドの上を快適にお使いいただくという意味で、介護用というというよりも、健康な方がベッドライフをより快適に過ごすための用途で、電動ベッドフレームは注目を集めつつあります

当店では、上記のような理由からゲルテックスマットレスをご購入の方には、センベラブランドのベッドフレームの同時購入をお勧めしています。予算の都合でまずは『すのこ』を選ばれてもOK。後々床板だけを『フリーモーション』に交換が可能です。

センベラのベッドフレームの床板として
①『すのこ』
②『フリーモーション』
以外にも
③『ウッドスプリング』
を選ぶことが可能です。しかしながら当店では『ウッドスプリング』をあまり積極的には推奨してはおりません。

READ  【マットレス】スプリングマットレスの廃棄に関する個人的所感

もちろん『ウッドスプリング』=『板ばね』により
1.マットレスの寝心地がよりよく感じる
2.マットレスのヘタリ対策(体重の一部が板バネで逃げるので、マットレスにかかる荷重の減少)
3.マットレスのカビ対策(すのこよりも空間が広く、板バネのしなりで湿気が逃げやすい)
といった効果が期待できます。

しかしながらこれらの効果が『すのこ』との価格差ほどに有効か?と言われると、疑問符が付くと言わざるを得ません。ですから私は上記のようなことをご説明したうえで『費用対効果を考えた場合、ウッドスプリングではなくすのこで十分です』という説明をしてきました。

臀部の沈み込み対策としてスライダーによる硬さ調整が有効と思われるかもしれません。(センベラに限らず、世間の一般のウッドスプリングベッドは、胴体部分にスライダーによる硬度調整が出来るものが一般的です)

この点に関して(自らが検証した結果に基づく)私見を述べさせていただきます。確かにウッドスプリング単体で触ったり、直接ウッドスプリングの上に寝たりすると、スライダーの調整によって板バネの硬度変化が感じられます。しかしながらこの上に厚みのあるマットレスを載せると、まさに『二階から目薬』となってしまいます。

実際の使用感の変化(寝姿勢や身体の沈み込みの調整効果)はほとんど感じられないはずです。ウッドスプリングのスライダーによる硬度調整は、販売時のパフォーマンスの要素が強いと感じています。(あくまでも私見です)

私は以上のような理由で『ゲルテックスマットレス』+『センベラのベッドフレーム』+『床板フリーモーション』はかなり優れた組み合わせであると考えており、店頭でも実際にこのような説明をしています。

当店では6グレード全てのゲルテックスマットレスをディスプレイしています。フリーモーションの床板との組み合わせで寝心地がどうなるかを実際に体感いただくことも可能です。

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快眠ショップふとんのせいぶ(西部製綿株式会社)は香川県の西の端、観音寺市豊浜町(綿のまち豊浜)にあります。四国(香川県、愛媛県、徳島県、高知県)のほぼど真ん中にあり、高松自動車道大野原ICから5分です。

四国四県の各県庁所在地からの所要時間は下記の通りです。
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・松山ICより80分
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自称“日本一”文章を書くのが好きなふとん屋

かつては神奈川県でカネボウ化粧品研究員をしていました(口紅やマスカラの処方開発担当)。現在は縁(婿養子)あって香川県で寝具店『西部製綿株式会社』の社長をしています。自称『日本一文章を書くのが好きなふとん屋』です。広島県出身の熱狂的カープファン。サッカー日本代表も応援。現在51歳ですが、4歳と1歳の男の子の子育て奮闘中。しばらくは子育て記事がメインかも(笑)

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